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締め付けられるような頭痛

棘の輪

今回のご相談者は40代男性。

頭が締め付けられるような鈍痛が続き、
「金属の輪」か「いばらの冠」が
頭にはまっているようだ、とのこと。

20年程前は私自身もしょっちゅう
このタイプの頭痛に悩まされました…


緊張性頭痛
このような頭痛は「緊張性頭痛」と呼ばれ、
身体的ストレスから生じるものと
精神的ストレスから生じるものがあります。

身体的ストレスからくる緊張性頭痛は
頭や首から肩・背中の筋肉の緊張により
筋肉内の血流が悪化し、
乳酸やピルビン酸などの老廃物が溜まり
周囲の神経を刺激することで
締め付けるような痛みが発生します。

また精神的ストレスからの緊張性頭痛は
そうした筋肉の緊張がなくても
生じることがあると言われています。


つらい頭痛の原因となり得る「硬膜の緊張」

筋肉の緊張以外の原因として、
直接的に頭を締め付けているのは
脳を覆い頭蓋骨の内側に張り付いている
硬膜」である可能性が考えられます。

硬膜は文字通り硬い丈夫な膜で、
実際に解剖で触れた時は
ほとんど伸縮性のないくらい丈夫な、
まるで厚手のビニールのようでした。

硬膜の中は脳脊髄液で満たされており、
その中に脳と脊髄が浮いています。

硬膜は丈夫なコラーゲン繊維でできており、
わずかながらに伸縮性がありますが、
様々な要因により硬膜に負荷がかかると
その部分は炎症によって機能障害を起こし、
縮んで伸びない状態になります。

これを制限と呼びます。

硬膜に直接生じた制限、
あるいは間接的な硬膜への負荷により、
硬膜の中のスペースが減少し
元々少ない伸縮性が失われ、
硬膜内に分布する神経に圧力がかかり、
その結果、緊張性頭痛が起こります。


硬膜を緊張させたのは「ソウルの状態」

硬膜を緊張させる要因として
姿勢などの物理的な問題もあり得ますが、
個人的にはそれさえも二次的だと考えます。

硬膜は筋膜の一種であり、
筋膜はソウルの状態を映す鏡です。

この男性の場合、ご本人がおっしゃる通り
頭全体を取り巻くように
帯状のエネルギー的な制限
ビシッと張り付いて締め上げていました。

非常に几帳面な方なので、
仕事でも日常でも常に神経を尖らせ、
文字通り「気を引き締め」ていたようです。

「几帳面さ」は「特性」でもありますが、
度が過ぎてしまうと
自分自身を縛る「枷」にもなりえますし、
「几帳面さ」が行き過ぎてしまうとしたら
そこにも何らかの問題があります。

慢性的な緊張状態と
ソウルにおける制限を生じ、
その制限が時間をかけて
肉体に反映されたことで
硬膜に物理的な制限が現れたのです。


本当に大事なのは「症状が消えた後」
帯状のエネルギー的な制限を取り除き、
その上でまだ硬膜全体に残っている制限を
手技とフラワーエッセンスで解放すると、
症状はその場で大幅に改善し、ご本人も、
「こんなに楽になったのは何年振りだろう?」
と、驚きながら喜んでおられました。

しかし、本当に重要なのはここからです。
この硬膜を制限をつくりだした
本当の原因に目を向けていく必要があります。

それは思考のパターン(癖)かもしれないし、
反応や行動のパターンかもしれませんが、
いずれにせよ、問題に気づいた時は
自分自身を見つめなおすチャンスです。

ここでしっかりと自分と向き合わずに
なあなあにしてしまうと、
症状は再発するか、
あるいはより複雑化して現れます。

持って生まれた気質もありますし、
几帳面なこと自体は特性とも言えるので、
まずは緊張している自分に気付くこと。

特にエネルギー的な制限が解放されると
無意識で我慢していたことや、
自分に無理させていたことに気付いたり、
今までの思考・反応・行動パターンを
変えやすくなるので、
今後の変化に期待です。