胸腹部の詰まりと20年来の膝の痛み

後腹壁(C)ネッター解剖学図譜より引用

ボディ&ソウルケアサロン
ビオハーツの院長の大熙です。

今回のご相談者は遠方のエンパスの女性。

胸からお腹にかけて
何かが詰まって苦しい状態が
長い期間続いているとのこと。

また、学生時代の部活中に右足首を痛め、
その後長時間座るっていると
なぜか右膝に痛みがでるようになり、
20年以上も続いているとのことでした。


オステオパシー的な見解

全体の触診を行った際に
最も負荷が強いと感じたのは頭蓋でした。

しかし、制限の優先順位を調べてみると、
頭部にかかっている負荷は、
主訴である胸部から腹部にかけての詰まりと
また下肢からの影響も
強く受けていることがわかりました。

更に触診を続けていくと
胸部と腹部にも強い制限がありましたが、
まだ輪郭がはっきりしない状態で、
まず最初にアプローチすべきは
下肢だと判断しました。

学生時代に痛めたのは
右アキレス腱だったようですが、
症状が出ているのは右膝でした。

しかし、
下肢の制限に対し特定検査を行うと
実際には右足首や右膝よりも、
右大腿部の深筋膜と骨膜、
更に大腿骨にも強い制限がありました。

更に…
痛めた時に足からの捻じれの力が
丁度テコのように
大腿部に集中したのかもしれませんが、
右大腿部の軸が大きく捻じれていました。

この状態だと、下肢だけでなく
全身に非常に大きな負荷がかかります。

更に、左大腿部の軸も
左大腿と同じ方向に捻じれていました。

通常であれば、
右大腿部から全身にかかる負荷を
補正作用で程度相殺させるために
反対側に捻じれるはずなのですが、
あまりに強烈な右大腿部の制限に負けて
追従するように同じ方向に捻じれていました。


ビオルミクス的な見解

チャクラは、前も後ろも
全体的にかなり停滞しており、
特にルートと足のチャクラが閉じていたため、
中心を上から下に流れるエネルギーの流れが
ひどく停滞していました。

このエネルギーの流れの停滞が
胸部と腹部の詰まりを起こしている
大きな原因のひとつでした。

また生命の樹を調べてみると、
マルクート、イェソド、ホド、
ネツァック、ティファレットに停滞があり、
ティファレットとイェソドを
つなぐパスに抵抗があり、
ホドとネツァックから
マルクートに延びるパスが捻れていました。

胸腹部・大腿部は
四大元素で言えば水と風の領域であり、
ソウル(魂)の領域です。

エンパスである彼女が
これまでの人生において
ソウルを酷使せざるをえなかったことは
想像に難くないです。

敏感なソウルを持つエンパスは、
肉体的にはただそこに存在するだけで
見えないソウルの領域で
膨大な量の仕事をこなしています。

何を行っているかと言えば、
自身が存在する空間の
エネルギー状態のバランシング
です。

例えば、もし近くの誰かが
深い悲しみというエネルギーを抱えていたら、
自分のソウルを共振させることで
相手が抱えている負担を減らします。

しかし残念ながらそのことに、
パートナーや家族や周りの人どころか
エンパス本人でさえも気付いていません。
自覚なくほぼ自動で行っているのです。

エンパスは、
フィジカルワーカー(肉体労働者)ならぬ
ソウルワーカー(魂労働者)なのです。
それも生まれながら、休む間もなくずっと。

そして、無自覚で行っているとはいえ、
この作業は恐ろしく負担です。
文字通り魂をすり減らす作業です。

吸収した負のエネルギーは
エンパスにとっても負担でしかありません。
だからすぐ体調は悪くなるし、
人込みに出ると数日寝込むことになるのです。

更に、それだけの負担を負って仕事しても、
ほとんど誰にも気付いてもらえません。
本当に報われない無料奉仕なのです。

その無料奉仕を
生まれてこの方ずっと続けてきた結果、
四大元素のソウルの領域に
根深い制限
が生じてしまったのです。


実際に行った処置

マルクートに延びるパスの捻じれ
20年も続いている膝の痛みだけでなく
上から下へ流れるエネルギーを停滞させ
胸部と腹部の詰まりを起こし、
頭部にまでエネルギー的な負荷をかけて
頭蓋全体の強い緊張を引き起こしている
優先順位の高い制限でした。

まず下肢の肉体的な制限にフォーカスし、
その制限を維持させている
負のエネルギーを処理(浄化)すると
下肢の肉体的制限も解放し始めました。

しかし、長期間その状態が続いていて
組織レベルでの解放が必要だったため、
大腿部の筋膜の層を拡がった制限に対し、
優先順位の高い層から順に
それぞれの状態に対し解放を行いました。

大腿部の制限は、
線維化と呼ばれている
組織が変性しつつある進行した状態で、
最初は治癒力の反応も薄く、
修復にかなり時間がかかりそうでした。

しかしエネルギー的な制限と筋膜的な制限、
流体(間質液)の制限を解放することで
治癒力が発動し始めました。

更に、大腿骨に入り込んだ制限
(骨内病変)を解放することで、
下肢の捻じれとホドとネツァックをつなぐ
パスの捻じれも緩和されました。

セオリー的にはエネルギーレベルの制限を
先に解放すれば肉体レベルも変化しますが、
実際には肉体レベルの制限が強すぎると
エネルギーレベルの制限だけでなく
肉体レベルの制限にも
アプローチする必要があります。

かなり強い右大腿部の制限が解放されたので
もう一度両下肢の状態を確認してみると
左大腿部の制限と捻じれは
右大腿部の制限の影響を補正しようとして
二次的に発生していた制限だったため、
この時点で大幅に改善していました。

更に石のように固着した両足首と
硬いゴムのような足底腱膜の制限を解放すると
足のチャクラとルートチャクラが開き、
身体全体のエネルギーの流れ出し、
上のチャクラの停滞と
エネルギーの停滞が大幅に緩和
されました。

ここまで脚の浄化と解放を行い、
下へのエネルギーの通り道を確保し、
それから腹部・胸部・頭部の順に
個別の浄化と解放を行いました。

腹部と腹部の制限もかなり強くて根深く、
深部までは状態を確認できませんでしたが、
下肢からの影響をクリアにしたおかげで
表面に近い制限の輪郭は明確になっており、
細かく浄化と解放を行うことで
臓器の弾力と動きが戻ってきました。

下肢・胸部・腹部と浄化と解放を行ったので
周辺からの頭部への影響は緩和されてました。

しかし、それでもまだまだ浄化は必要で、
頭部に張り付いて中身(肉体)を固めている
兜のように重いエネルギー的な付着物
オーラフィールドの中を漂う異物を除去し、
その後頭蓋骨とその骨膜の解放を行うと、
全体のバランスが落ち着きました。

エンパスとしての能力ゆえに、
ソウルの領域にかかっている負荷が
尋常でないということを、
ご自身と身近な方が理解した上で
ソウルのメンテナンスを日々行い、
自分の中心に保つこと
が課題です。