施術後の激しい頭痛

脳(C)ネッター解剖学図譜より引用

ボディ&ソウルケアサロン
ビオハーツの院長の大熙です。

※今回は朝、激しい頭痛で目が覚める…
の続きです。

施術を行った翌日
「今朝非常に強い頭痛が出たのですが、
脳特化を行うと頭痛が酷くなりますか?」
というご連絡がありました。


一般的な見解

このような施術後の反応は
好転反応とか瞑眩とか排毒と呼ばれ、
体内に蓄積していた有害物質や老廃物が
なんらかの刺激が入ることで排出されはじめ
それに伴って起こる反応である、
と言われています。


ビオルミクス的な見解

施術後に好転反応が起こるのは、
麻痺していた組織が麻痺から回復し
現在の状態を把握したからだと考えます。

つまり、組織の麻痺が解けることで
それまで普通だと思っていた状態が
正常でなかったことに気付きます。

正常だと思っていた状態は
むしろはるかにマイナスな状態であり、
正常な状態を思い出した組織は
そのギャップに気付いてしまいます。

そのため、
(今までもそこにありながら)
感じられていなかった痛みを感じたり、
組織に溜まった老廃物を
一気に排出し始めるために、
熱がでたり、肌に吹き出物がでたり、
下痢になったりします。
これが好転反応です。

では、
なぜ組織を麻痺させてしまうのでしょう?

症状を抱えた組織は
その症状をまともに感じていると
非常に苦しいので、
ある程度の期間状況が変わらない
(放置されるあるいは無視される)と
その状態を「正常な状態」として
設定しなおします。

組織としては生きているし、
触れば感覚はあるので
医学的に言う麻痺とは違うのですが、
問題を抱えているのにも関わらず
その問題を抱えた状態を
「正常な状態」と認識しているため、
それ以上回復することができなくなります。

こうなってしまうと、
脳もその状態を異常だと認識できません。

これが、脳から切り離された状態、
つまりビオハーツで言う麻痺です。
あるいは分離ともいえます。

この女性の場合、麻痺していた組織が
施術で刺激が入ったことで
今の状態が正常でないことを思い出して
麻痺から解放されたために
脳が組織の異常を認識し、
元々あった痛みに気付けたのです。

なかったものがいきなり現れたのではなく
麻痺が解けたおかげで
やっとずっとあったものに気付けたのです。
それが好転反応であり、瞑眩です。

漢方でも
「瞑眩せざれば病は癒えず」
というそうですが、
これは非常に大事なプロセスです。
というのも、麻痺してしまった組織は
その麻痺が解けなければ 治癒が発動しないからです。

そして、麻痺が起こっていたということは
それだけ痛みがでているはずのものを
ずっと無視していたということです。

この麻痺は、
多かれ少なかれ誰もが持っています。

ある日頭が痛くなっても、
何もしないで数日放っておいたら治った…
誰でもこんな経験があると思いますが、
これがまさしく麻痺させた例です。

痛みがでるにはそれだけの理由があります。
つまり、一回でも痛みがでたとしたら、
すでに相当蓄積された状態のはずなのです。
数日放置したところで回復しません。


施術後の頭痛

痛みなどの強い症状がある程度続くと、
命に関わる緊急性がない問題の場合、
身体はその部分を麻痺させます。

頭痛が延々続くことで
仕事や生活に支障が出ないように、
痛みを感じている組織が
自ら麻痺させるのです。

麻痺させた組織は
脳へ痛みの信号を送らなくなります。
そして脳は麻痺した組織を
普通の状態だと思い込んでいます。
なのでそれ以上回復することがありません。

この女性の場合は元々
麻痺させきれない程の頭痛がありました。

つまり、もうだいぶ前から
麻痺させられる許容量を超えていたのです。
そして麻痺が解ければ
当然麻痺させていた分の痛みを感じます。
それが施術後に感じた激痛です。

麻痺から解放させる目的は、
トラウマを思い出させることではなく、
本当の現状に気付くための作業です。

このプロセスは
非常につらいこともあります。
しかし、このプロセスを経て
麻痺から解けることが非常に重要です。

なぜなら、
組織が現状を認識しない限り、
つまり麻痺させたままでは
治癒させる必要性がないため、
自然治癒力が発動できないからです。


実際の処置

そのことを説明したところ、
多少不安はあったようですが
予定通り一ヵ月の間に
3回の脳特化ビオルミクスを行いました。

脳特化の最中は
便通が促進されたり、
皮膚がアトピーのようになったりという
排毒的な反応はありましたが、
最初のような頭痛が起こることはなく、
むしろほぼ頭しか触っていないのに
極度の首や肩の凝りが改善したので
不思議がっておられました。